沖縄健康社よりお知らせ

総合診療課

昨日テレビで千葉大医学部の「総合診療課」をとりあげた番組を見ました。


以前、NHKで「ドクターG」というので、見ていてああ、画期的だなと思っておりましたが
今回の番組をみて、これはもっと普及させるべきだと、強く関心。

総合診療課とは、問診のみで行う、医療診断です。
そこで、どこが悪いか、判断し、専門の医師(科)を紹介します。
ここでは治療は行われません。

例えば、腰が痛いので、整形へ行って、レントゲンなどを撮っても何も悪いところがない。
といわれます。しかし、本人は痛いので何か原因があるはずと思います。
じゃあ、神経外科へ行けばいのかな、と色々病院を替えるわけです。
しかしそこでも不明、といわれたらどうしましょう。

そこで、最後の砦として、総合診療課で、診察し、的確な診断をしようということです。

日本の場合、科が分かれているので、患者病気の特定ができない時、困ります。
その前に、こんな窓口があれば、患者はとても助かります。

痛いからといって、とりあえず痛み止めなどをもらって飲んで、本当は飲まなくてもいい薬を飲まされ
別の病気になってしまう、ということも防げる。
なにしろ、早期治療ができます。
受けなくてもいい、診療や治療が減れば、国が負担する医療費もかからない。
一石二鳥です。

ところが、病院の経営としては儲からないので開設しても縮小するといった問題もあります。

また、総合診療をできる専門の医師は全国に150名ほどしかいないということなので
早急に医師の育成が必要です。

まずは、国がきちんとバックアップして、日本の医療制度を変えなければいけませんね。